姿勢の正し方(静止の仕方)

では姿勢を正していきましょう。※椅子に浅く腰かけて、足の裏前面が床や地面についている状態で座っていてください。

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まずは言葉・正常な位置関係のおさらい、予習です。

良くわからない方は「姿勢について」をご確認ください。

基本的には身体を横から見ていると想定してください。

◆骨盤

骨盤が前に傾いている=「お辞儀」

骨盤が後ろへ傾いている=「寝ている」

「お辞儀」「寝ている」状態の中間点=「立っている」

「立っている」状態が、正常です。

◆背骨

腰の背骨

前へ膨らんでいる、前弯している=「お腹がでている」

胸の背骨

後ろへ膨らんでいる、後弯している=「健全な背中の丸み」

首の背骨

前へ膨らんでいる、前弯している=「顎を引いている」

※少し極端な言い例えにはなりますが「お腹がでている」「健全な背中の丸み」「顎を引いている」状態が正常で、良い姿勢となります。表現の仕方は賛否両論あるかと思いますが、あくまで身体を動かす際の表現です。

皆様、骨盤はなんとなくでも動かせるようになりましたでしょうか。

では骨盤が立っていると過程してお話しますね。

骨盤が立つと、おおむね良い姿勢は取れているのですが、時折、座っている時の重心の位置(お尻にかかっている体重の位置)が前や後ろに有る方がいます。

自分では正しい位置(真ん中)に体重が乗っているという感覚があるにも関わらず、長年、悪い姿勢でいると体重が乗っている感覚がずれてくる場合があります。

そういった方に改めて、体重の位置を修正して頂きたいと思います。

正しい位置としては、”お尻”と言うよりかは、やや前(脚の付け根の方向)であり、「ウ〇チがでてくる場所」と「お〇っこがでくる場所」の、ちょうど間ぐらいに有るのが理想です。

そう座る事で、骨盤の”坐骨”で座っている事になり、”坐骨”の名の通りと言えます。

説明を受けても、いまいち今の体重の位置がわからないという方は、今座っている姿勢(椅子に浅く腰掛け、骨盤を起こせている状態、もしくは、それに近い姿勢)から少し足を地面から浮かしてください。

本当に少しでいいです、アリさんが通れるぐらいで(笑。

この足を浮かした際に、腹筋に妙に力が入ったり、お腹がしんどいなと感じる方は後ろ側に重心があります(”妙に”という部分が重要で、正常姿勢であっても、足を浮かせると、腹筋群たちは少なからず働きます)。

逆に、前へ倒れそうな感覚があった方は前側に重心がある方です。

一度試してみて、ご自身の体重の位置を確認してみてください。

余談になりますが、どんな事であっても、まずは自分の今の状態を理解する事が次への一歩となります。

その都度、確認・認識をするように癖付けるようにしてくださいね。

前置きが長く、話がややそれてしまいましたが、背骨での姿勢の正し方を説明します…と、言いたい所なのですが、実際には骨盤の位置が正せる事・体重の位置が確認できればほぼほぼ綺麗な姿勢ができていると思って頂いて構いせん。

ただ、はっきりと言える事が一つだけあります…それは胸を張らないでください。

大抵の方は姿勢を正そうとするとき、決まって”胸を張る”事をされます。

そうしてしまうと、自然な背中の丸みがなくなってしまいます。

「じゅあどうしたらいいんだ」と聞こえてきそうですね。

一つの方法として、一度胸を張ってみてください。

それから再度、胸は張るのをやめてみてください。

そうすると、両肩が前や後ろに、また両肩甲骨が離れたり近づいたり、すると思います。

その”前や後ろ””近づいたり離れたり”の中間地点が、綺麗な姿勢をする上での正解の位置となります。

すごい簡単に言うと、胸を張った状態から”少し”戻した状態が良い姿勢と言えます。

骨盤にしても肩や肩甲骨にしても何度か動かそうとすることで、動く感覚や、位置が確認できます。

感覚が掴めるまで試みてください。理解頂けたでしょうか。

まとめ

・椅子に浅く腰掛け、骨盤が立った状態を作ります

・足を浮かせ、自分の体重の位置を確認します(前に倒れそうであれば前、腹筋に妙な力が入れば後ろに位置しています。)

・お〇っこが出る部分とう〇ちが出る部分の位置に体重をのせます

・胸をはったりはらなかったり繰り返します

・胸を張り、”少し”だけ戻します。

継続は力なり☆

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