皆様こんにちはこんばんわ。
本日は、姿勢についてお話します。
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※{写真}は準備ができ次第貼り付けます。
それまで文章でのご理解をよろしくお願い致します
姿勢とは…
わかっとるっちゅうねん!!!
て声が聞こえます(笑)
まぁまぁまぁ、聞いたってくださいな。
姿勢は立位姿勢や座位姿勢、また寝ている姿勢等の外見上の、姿そのものです。
しかしここで言う姿勢は、骨の構造上の姿勢での、お話をします。
人体骨模型はどこかでみた事ありませんか?
↓こんなやつ
{写真}
なぜわざわざ、そんな話をするかと申しますと、外見上の良い姿勢と、骨の構造上で見た姿勢は、大きく異なる場合があるからです。
と、いうのも、患者様に姿勢指導をした時に、大抵の方が身体に負担となる姿勢の正し方や、姿勢そのものを再現される方が本当に多い事おおいこと…。
もちろん、私も理学療法士になるまでは、おんなじ事をしていました(汗)。
だからこそ、わざわざ言うのです。
この記事では主に、座っている姿勢についてお話しますので、記事内での「姿勢」は「座位姿勢」と捉えて、読み進めていただければ幸いです。
良い姿勢とは
姿勢は、骨盤(こつばん)と背骨のあり方で、良くも悪くもなります。
〇で囲っている部分が骨盤で、横向きで向かいあっているような画像では骨盤の羽のような部分は尾てい骨が見えやすいように(傾きがわかりやすいように)削除しています。

少々わかりにくいかもしれませんが、下腹部・お尻の部分にある骨の事を骨盤と言います。
その上に真っすぐ(湾曲しながら)伸びているのが背骨で、背骨と骨盤で、姿勢をコントロールします。
良い姿勢とは
骨盤が
立っている、もしくはお辞儀している状態
で、且つ
背骨が適度な彎曲をしながら
上方へ伸びている状態
が良い姿勢と言えます。
引用・転載元:筋骨格系のキネシオロジー/医歯薬出版㈱/原著者:D.A.Neumann、監訳者:嶋田智明・平田総一郎、発行者:大畑秀穂
逆に悪い姿勢とは、骨盤が
寝ている(後方へ)状態
で、且つ、
背骨全体が
丸み(背中側へ)を帯びている状態
で、いわゆる猫背です。
引用・転載元:筋骨格系のキネシオロジー/医歯薬出版㈱/原著者:D.A.Neumann、監訳者:嶋田智明・平田総一郎、発行者:大畑秀穂
首から上の位置関係で言うと、良い姿勢の時には背骨という土台に頭が乗っている状態ですが、悪い場合は前へぶら下がっている(正しくは上がっています)状態となります。
骨盤が立つ・お辞儀する・寝ている、というのは↓の画像上の傾きです。
骨盤を横から見ています。

背骨の正常の彎曲は以下の通りです。

背骨はそれぞれ、
首は前へ
胸は後ろへ
腰は前へ
湾曲しているのが正常な背骨の形状です。
改めますが上記の、骨盤が立っている状態、もしくは少しお辞儀をしている状態、且つ背骨の彎曲が適度にある状態が良い姿勢と言えます。
何故良い姿勢でないとだめなのか
身体に負担(過度な筋肉の使用・靭帯の伸び)となるからです。
「私はいつも姿勢正そうとしてるけど?」
「姿勢がいいねって良く周囲の人たちに言われるけど?」
と、思われた方もいるでしょう…。
ちょっと話は変わりますが、
身体に不調(特に肩と首、または腰)がある患者様に、私は良く、「きれいな姿勢をしてみてください」と、お願いします。
その時に大抵の方が胸を張ろうとしたり、腰を反ろうとします…
わかります。
僕も以前はそうやって姿勢を正そうとしていました。
しかし、胸を張ろうとしたり、腰を反ろうとすると、骨盤は寝ている状態から起き上がる事ができず、もしくは無理に起こしてしまう状態となります。
また背骨の腰の彎曲だけが強調されたり、それを動かそうとしてくれる筋肉だけが頑張ってしまったりする状況に陥ります。
実は、この骨の構造上の理想的な状態を知っているのか知らないのかで、今まで皆さんが行ってきた”正しい姿勢”自体が身体に不調を与えていてしまったのです。
そもそも悪い姿勢自体も身体に負担をかけている、もしくは身体に悪いという事は周知の通りだと思いますが、正そうとする方法も、実は身体に負担をかけているのです。
良いと思って、するからこそ余計に負担となっているのかもしれませんね。
話を戻します。
「私、いつも姿勢正そうとしてるけど?」
「姿勢がいいねって良く周囲の人たちに言われるけど?」
と思われる方で身体に不調がある場合は、もしかしたら、その正そうとする方法が、本来そこまで力まないで済む腰の筋肉と、頭のぶら下がりを支える首の筋肉を必要以上に働らかしてしまい、痛みの原因を作っていたのかもしれません。
また姿勢が良いと世間で言われている方は、私の見解ではありますが、反り腰であり、必要以上に胸を張られていたりし、強調的に”姿勢が良く見える状態”なのだと思います。
なんでもそうではありませんか?
普通の子・普通の事は目立たず、
悪い子・悪い事、良い子・良い事だけが強調されて目にとまりませんか?
ちょっと無理に結び付けてる感はありますが(笑)、ここで言う”良い姿勢”は”普通”なのです。
だから目立たず、わざわざ周囲からも姿勢が良いね、とも言われません。
また良い姿勢の認識も違うので、腰を反っていたり、胸を張っている人を”姿勢が良い人”としてしまうのだと思います。
ですので私は良い姿勢というものを前項でお伝えしたのです。
知っているようで知らなかった事がたくさんあったのではないでしょうか。
「じゃあ、どうしたらいいんだ」ですよね?
話が長くなってしまうので、方法については{姿勢の正し方}をご講読頂ければと思います。
最後に(簡単なアドバイス)
姿勢の正し方・方法は別記事の投稿を見て頂きたいのですが、本当に簡単なアドバイスだけしておきます。
①胸を、自ら、意図的に、”張ろう”としないでください
②腰を、自ら、意図的に、”反ろう”としないでください
姿勢は骨盤と、頭の位置でコントールし、背骨(胸や腰)は、それに伴い、動いてくる・動かされる部分なのです。
近年、スマホやパソコン操作等の影響で、ただでさえ姿勢には敏感とならなくてはいけないような時代です。
一度、ご自身の姿勢を改めてみてはどうでしょうか。
☆継続は力なり
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