項目 | 評価 |
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一般的な認知度 | |
実践のしやすさ |
はじめに
このブログを読み進めて頂く前に”大前提”として、身体に不調があれば、まずは病院の受診をしてください。
本当に。
これまでいろんな方のリハビリや関わり(理学療法士になる前の事も含めて)をしてきました。
その中で、心の底から感じるのが…ご自身の身体を粗末にしすぎです…内科的な事は抜きにして(汗)。
皆さん身体のどこかに不具合があっても、自分でどうにかしようとします…もちろん私も一般サラリーマンでしたから痛いぐらいお気持ちは察します。
デスクワークの方は腰に違和感があっても、コルセットしたり薬を飲んだり…
力仕事の方は根性で治そうとしたり…
私のイメージなので語弊があったら申し訳ありません。
ただ一定数こういう方がおられます。
なぜわざわざこんな事を言うのか…
こんな時代です、皆さま方はどこかに不調があると、まずは自分で調べようとしませんか?
もちろん誰かに相談される方もあると思います…しかし、どんな流れであれ、最終的にインターネットで調べていませんか?
また当てはまる症状に関して、動画サイト等を閲覧し、「〇〇の症状にはこの運動が良い」「〇〇の症状は〇〇したら改善する」等、そういった言葉を信じないながらも、その動画を見てしまっていませんか?
まさにこれです!!だからわざわざ言うのです(笑)。
さまざまなサイトで、運動の方法や対策等が紹介されていますが、必ずしも症状と身体の中の不具合は一致しません!!!
わかりやすいところで言うと”風邪症状”の中に、いわゆる”風邪”でない場合もかなり多いと思いますし、風邪だと思って内科に受診したら、実は違ったって経験ありませんか。
ここ(サイト内)では主に腕や腰、膝や足等の不具合についてお話することがほとんどではありますが、そういった部位の不具合に関しても、ご自身で先に判断する事や症状に合わせた動画閲覧等は一旦止めて頂き、受診をしてください。
病院の回し者ではありません…いや、あながち回し者なのかもしれません(笑)
受診をして、どういった診断結果になるかはわかりませんが、現状のご自身の身体について理解を”しよう”としてください。(症状でなく、物理・構造的にどうなっているのかを。)
それが身体を”良くする”ための本当の第一歩です。
とは言え、病院が嫌い・信用できない…等々、さまざまな思いもあると思います。
しかし、身体にとって…いやご自身にとってとても重要な事ですので、少しでもご理解頂けると幸いです。
なぜ理解が必要なのか
身体に不調(主に腰や膝・股関節等)が少しでもあったり、特に骨や関節の変形に伴う不調の場合は、むやみに運動をすると、かえって変形の助長や、状態の悪化をさせてしまう場合もあります。
私が担当した患者様の中にも前項で注意頂きたい内容を、「模範者??」と思えるぐらいその通りに実施(受診せず、自分で判断、動画で運動を行ったりする等)される方が一定数おられます。
半数程度は病院嫌いの人もおられましたが、結局のところ、耐え切れずに病院受診されています。
それがきっかけとなり、自分自身の身体を理解され、状態に合わせた運動等を実施されるようになり、状態の改善を図る事ができています。
中には、膝の不調で受診され、精密検査を行うと、整形外科(私が働いているクリニックの種類)領域でない、違う病気が見つかった方もいますし、手術しないといけない状況であった方も多数おられます。
本当にこれはお医者さんに診てもらわないとわかりません。
それでも「医者は信用できん」という方もおられるでしょう…そんな方には、自分の目を信用してください。
言っている意味がわからないと思いますが、整形外科領域では受診時に、ほとんどの場合はレントゲン検査をすると思います。
そのレントゲン写真をご自身の目で良く確認してください(健康な人はどうなっているのかをお医者さんには聞かないといけませんが…)。
ただ自分の目で見比べたり、聞き比べたりするとお医者さんに診てもらっているというよりは、ご自身で判断している事になるのではないでしょうか。
大事なのは考え方で、自分で確認するために病院を利用してください。
病院側、受診された方も立場としてはウィン・ウィンです(笑)。
身体の不調があれば病院を一度受診し、それから運動に取り組む等を行ってください。
もちろん腰や膝、股関節以外の身体の不具合の時にもですよ(笑)。
理解をしたうえで運動方法を習得して頂きたい
病院受診等をし、現状の不具合の理由を明確にし、それから状態に合わせた運動をして頂ければ、目的に合わせた適当な運動効果が発揮されるのではないでしょうか。
これは症状に合わせて始める運動だけでなく、好きで行っている運動(筋トレ等)にも当てはまる事だと思います。
最後に
私が願うのは、シンプルに「ケガをしてほしくない」です。
それと、不慣れな運動でケガをしてしまうと、必ずと言っていいほど陥ってしまう、「自分の身体は運動をすればケガをしてしまうんだ」という、負のサイクルです。
またせっかく、何かのきっかけで運動を始めようとしているのに、やめてしまう大きな原因にもなります。
そうならない事も私は強く願います。

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