皆様こんにちはこんばんわ。
本日は姿勢の正し方・動かし方について述べたいと思います。
難易度
疲労度
では姿勢を正していきましょう。
準備していただくのは
椅子
のみです。
まずは言葉・正常な位置関係のおさらい、予習です。
良く分からない方は「姿勢について」をご確認ください
基本的には身体を横から見ていると想定してください。
◆骨盤
骨盤が前に傾いている=「お辞儀」
骨盤が後ろへ傾いている=「寝ている」
「お辞儀」「寝ている」状態の中間点=「立っている」
「立っている」状態が、骨盤にとって良い姿勢です。
◆背骨
腰の背骨
前へ膨らんでいる、前弯している=「下のお腹がでているイメージ」
胸の背骨
後ろへ膨らんでいる、後弯している=「健全な背中の丸み」
首の背骨
前へ膨らんでいる、前弯している=「顎を引いている」
引用・転載元:筋骨格系のキネシオロジー/医歯薬出版㈱/原著者:D.A.Neumann、監訳者:嶋田智明・平田総一郎、発行者:大畑秀穂
※少し極端な言い例えにはなりますが「下のお腹(下っ腹)がでているイメージ」「健全な背中の丸み」「顎を引いている」状態が正常・または正常に近づける姿勢となります。表現の仕方は賛否両論あるかと思いますが、特に「下のお腹(下っ腹)がでているイメージ」は、あくまで身体を動かす際の表現だと思ってください。
上の絵が良い姿勢
下の絵が悪い姿勢
※首の骨の部分に関しては「顎を引いてる」と表現し、背骨の形状としては「前へ膨らんでいるとしています。やや矛盾しているように感じられる方もおられると思いますが、胸の部分の背骨の形状からして、胸より段々上がるにつれ背骨は前へ偏っていき、その前へ偏ったさらに上の首の骨を、「顎を引く事」により、最も上に位置する首の骨は後ろへ引かれ、首の前弯(前に膨らむ)が作られるのです。
基本となるものは骨盤です。
骨盤を簡単に動かす事ができれば、良い姿勢になったも同然です。
と、いうのは骨盤が背骨の土台であり、逆に言うと、骨盤を操作できなければ良い姿勢は保持できないのです。
骨盤をおろそかにし、背骨および胸だけを姿勢良くしようとすると(胸を張ろうとしたり、腰を反ろうとする)、腰痛の要因にもなります。
では骨盤を確認していきましょう。
椅子に浅く腰かけて、足の裏全体が床や地面についている状態で座ってください。
※椅子は低すぎないものが良いです。(低くても可能です)
骨盤は、良い姿勢では立っています。周囲の矢印を見てください。

矢印方向に骨盤が傾くと、良い姿勢を保持するのは難しくなります。
しかし、自分自身で矢印の方向へ”動かせること”は重要となります。
よく、「姿勢が悪い」や「猫背」と言われる方はおおむね、骨盤が寝ています。
まずは立たせるように、起こしていきましょう。
この際、おへそから上の上半身でコントロールしようとしないでください。
おへそより下のみ(下腹部とお尻)でコントロールします。(骨盤を動かすということです)
胸を張ろうともしないでください。
実践します…皆様、浅く、椅子に腰かけていますね。
では始めましょう。
骨盤が寝ている(よく、姿勢が悪いと言われる姿勢)状態とし、開始します。
コツとしてはおへそや下腹部を前に突き出すように、反り腰になってみてください。
骨盤が起きてくるのはわかりますか?
本来、反り腰は良くないのですが、動かす感覚を掴むため、今は仕方ありません。
骨盤を起こしたら、次は再び寝かせます。
そして起こす…。
引用・転載元:筋骨格系のキネシオロジー/医歯薬出版㈱/原著者:D.A.Neumann、監訳者:嶋田智明・平田総一郎、発行者:大畑秀穂
上記の写真にように繰り返し、感覚を掴んでください。(赤→は筋肉の動きで、参考程度にみてください)
次第に反り腰をせずとも、動かせるようになってきませんか?
もう一つのコツとしては…少し、嫌な話をしますが、座った状態でオナラをする事を想像してみてください。
骨盤が寝ている状態でオナラをすると、空気の出口が前方にあり、今座っている、前の方から香ばしい匂いがしてきそうに思いませんか?(笑
それを後ろ(お尻の谷間)から逃がしてあげれるような姿勢に変化させてほしいのです。
なんとなくでも理解していただけたでしょうか?
まとめ
・椅子に浅く腰掛けます
・悪い姿勢と良い姿勢(この時点では反り腰で良い)を繰り返す
・オナラの出口をイメージする
・骨盤が寝たり、起きたりする感覚を掴む
☆継続は力なり
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