皆様こんにちはこんばんわ。
本日は姿勢についてお話します。
・姿勢が悪い方
・腰が痛い方
・こり症状が持続している方
・デスクワークが中心の方
昔から親や先生に「姿勢を正しなさい」と良く言われたものです。
親や先生は見た目が悪いからそう言ってこられたと思うのですが、姿勢を正さないといけない本当の理由は実は親や先生もあまり理解されていないんではないでしょうか。
その真実についてお話をすすめます。
何故悪い姿勢はだめなのか
普段通りのいわゆる悪い姿勢はご自身が一番楽だと感じて、その姿勢となっていると思います。
しかしその姿勢は幼少期から培われており、ずっと身体に負担をかけています。
また30~40代の方でも身体に不具合が起こっていない限り悪い姿勢がなぜ、”悪い”のかを自覚する事はないと思います。
不具合が起こらない理由は身体の組織が若く柔軟性の富んでいるからであり、年齢とともに柔軟性の低下が出てくると必ず何処かしらの不具合が起きてきます。
例えば
腰椎不安定性
椎間板ヘルニア
腰椎すべり症…
さまざまな不具合が身体に起こってしまいます。
そうならないために不具合が起きていない、もしくは症状が軽い間に正しい姿勢を獲得し身体の負担を減らしていかなければならないのです。
悪い姿勢の身体への影響
悪い姿勢は色んな形がありますが、今回はいわゆる猫背についてお話します。
猫背は身体の後ろ側の筋肉の過度な収縮(筋肉に力が入る事)と過度な靭帯の伸びを発生させます。
また背骨と背骨の間にある椎間板という組織にも負担を与えます。
{椎間板について
常時負担となっていますが、その組織が悲鳴を上げ始める(発痛)のは一定量の年齢なってからです。
何でもそうですが若い間は筋力もあり柔軟性も兼ね備えており耐久性があるので症状が現れにくいのです。
しかしこの負担が長期間続くと徐々に症状が明らかとなり病名(上記の椎間板症等)がついてしまう事になり得るのです。
姿勢を正しているが症状がある人の特徴
「私はいつも姿勢正そうとしてるけど?」
「姿勢がいいねって良く周囲の人たちに言われるけど?」
と、思われた方もいるでしょう…。
身体に不調(特に肩と首または腰)がある患者様に私は良く
「きれいな姿勢をしてみてください」
と、お願いします。
その時に大抵の方が胸を張ろうとしたり、腰を反ろうとします…
わかります。
僕も以前はそうやって姿勢を正そうとしていました。
しかし胸を張ろうとしたり腰を反ろうとすると骨盤は寝ている状態から起き上がる事ができず、もしくは無理に起こしてしまう状態となります。
また背骨の腰の彎曲だけが強調されたり、それを動かそうとしてくれる筋肉だけが頑張ってしまったりする状況に陥ります。
実は、この骨の構造上の理想的な状態を知っているのか知らないのかで今まで皆さんが行ってきた”正しい姿勢”自体が身体に不調を与えてしまう要因なのです。
そもそも悪い姿勢自体も身体に負担をかけている、もしくは身体に悪いという事は周知の通りだと思いますが正そうとする方法も実は身体に負担をかけていた可能性があるのです。
良いと思って、するからこそ余計に負担となっているのかもしれませんね。
「私、いつも姿勢正そうとしてるけど?」
「姿勢がいいねって良く周囲の人たちに言われるけど?」
と思われる方で身体に不調がある場合は、もしかしたら、その正そうとする方法が本来そこまで力まないで済む腰の筋肉と頭のぶら下がりを支える首の筋肉を必要以上に働らかしてしまい痛みの原因を作っていたのかもしれません。
また姿勢が良いと世間で言われている方は私の見解ではありますが反り腰であり、必要以上に胸を張られていたりし、強調的に
”姿勢が良く見える状態”
なのだと思います。
なんでもそうではありませんか?
”普通の子”・”普通の事”
は目立たず、悪い子・悪い事、良い子・良い事だけが強調されて目にとまりませんか?
ちょっと無理に結び付けてる感はありますが(笑)、私が言う”良い姿勢”は”普通の姿勢”であり、周囲から言われる
”良い姿勢”
とは必要以上の
”強調された姿勢”
で、胸を張ったり、腰が反っている姿勢なのかもしれません。
だからこそ”普通の姿勢”は目立たず、わざわざ周囲からも姿勢が良いね、とも言われないのでしょう。
また”良い姿勢”の認識も違うので、腰を反っていたり胸を張っている人を周囲の人は”姿勢が良い人”としてしまうのだと思います。
知っているようで知らなかった事がたくさんあったのではないでしょうか。
最後に(簡単なアドバイス)
姿勢の正し方・方法は別記事の投稿を見て頂きたいのですが、本当に簡単なアドバイスだけをここでしておきます。
①自ら意図的に”胸を張ろう”としないでください
②自ら意図的に”腰を反ろう”としないでください
姿勢は骨盤と頭の位置でコントロールし背骨(胸や腰)は、それに伴い動いてくる・動かされる部分なのです。
また正しい姿勢を保持する体力・筋力も必要ですので筋トレ等も実施してみるのも正しい姿勢への一歩とも言えます。
近年スマホやパソコン操作等の影響で、ただでさえ姿勢には敏感とならなくてはいけないような時代です。
一度、ご自身の姿勢を改めて確認してみてはいかがでしょうか。
☆継続は力なり


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