回旋筋腱板(ローテーターカフ)とは

皆様こんにちはこんばんわ。

本日はローテーターカフ(回旋筋腱板)についてお話します。

当記事はこんな方におすすめです

・肩に不具合がある
・医療、福祉系の学校に通っている
・病院等で肩の病名がついたが肩の事がイマイチよくわからない
・シンプルに肩の事を知りたい

目次

回旋筋腱板とは

回旋筋腱板(ローテーターカフ)は、肩関節(肩甲上腕関節)を安定させて腕を動かす働きを持つ4つの筋肉とその腱の総称です。
これらの筋肉は肩甲骨から上腕骨(二の腕の骨)に付着し、腕を挙げたり回したりする動きをサポートします。

{肩甲上腕関節

4つの筋肉

名称働き(主な役割)「専門用語」
棘上筋(きょくじょうきん)腕を横に挙げる「外旋」
棘下筋(きょくかきん)二の腕を外に回す(捻じる)「外旋」
小円筋(しょうえんきん)二の腕を外に回す(捻じる)「外旋」
肩甲下筋(けんこうかきん)二の腕を内に回す(捻じる)「内旋」

筋肉のそれぞれの働きを示していますが、4つともに太ももや力こぶの筋肉のような強い力は発揮できません。
いわゆるインナーマッスルというもので、実際に腕を挙げ下ろしする力強い筋肉(アウターマッスル)の補助として作用します。
しかしこのインナーマッスルが弱くなるとアウターマッスルが働く時の効率も悪くなり、そのための関節の保護、関節内のスムースな動きが行えず、関節を傷めたりする事も多いため、発揮する力が弱いからといっても、侮ってはいけない筋肉たちです。

{インナーマッスル

主な役割

関節の安定化

肩関節は可動域(関節の動き)が大きいぶんとても不安定で、ローテーターカフが上腕骨(ボール側)を肩甲骨のソケット(関節窩(受け側))に押し付けて安定させます。

腕の回旋(回す・二の腕を捻じる動き)

すなわち内旋・外旋の動きの中心的な役割を担います。

スムーズな腕の挙上動作を支える

 上記でもご説明しているアウターマッスル(三角筋など)と協力し、腕をスムーズに挙げられるように調整します。

{肩の筋肉

ケガや障害が多い

回旋筋腱板および肩関節というのは加齢・使いすぎ・姿勢・スポーツなどが原因で炎症や腱断裂を起こしやすい部位でもあります。

・肩が痛い
・腕が挙がりにくい、挙がらない
・就寝中に痛みがある
などの症状がある場合には回旋筋腱板を傷めていたり、関節内の炎症があったり、腱板の断裂が起こっていたりしますので、整形外科等で一度診てもらってください。

最後に

回旋筋腱板(ローテーターカフ)は肩関節にとって、とても大事な場所で、身体のトレーニングやスポーツでも重要な部位であり、また簡単に弱化したり、傷めたりする事も十分あります。

少しでも痛みがあるような場合は放置せず、病院受診をおすすめします。

少しの炎症が原因で、放置し続け腱板断裂に至る場合もありますし、逆に軽微な腱板断裂で、炎症を招く場合もあり、さまざまな症状を招いてしまいますので、専門の方(医師等)の話を聞いて、早期に対処していただくようお願い致します。

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