筋力低下が起こる本当の事実

皆様こんにちはこんばんわ。

本日は加齢による筋力低下の「原因」についてお話します。

当記事はこんなお悩みの方におすすめです

・もうトシだし今さら運動してもね…
・最近体力も落ちて疲れやすくなったのはトシのせいよね…
・子供も自立しちゃったし、仕事も定年迎えるしこれからどう過ごしていこうかな…

目次

筋力低下とは

体の力が衰えることです。
言葉通りですが詳しくはこちら

患者様とお話をしている中で筋力低下を年齢のせいにされていたり老化が原因と思っている方が本当に多いです。

しかし実は筋力低下というものは

”老化”

が原因なのではなく根本的な要因があるのです。

10代でも人により筋力が弱かったりしますが、これが”老化”が原因って…

納得できますか?

もちろん何かしらの病を患っていたりすると若い間でも筋力低下は起こったりします。

 ※注:もし当記事を読んで頂いている方の中で違和感があるほどの筋力低下を感じられる方は一度、病院でお医者さんに相談しみてください。

ここで重要なのが、どういった

日常生活を送られている
”か”
なのです。

当記事では日常生活の事を”活動”と表現します。

日常生活(活動)の違い

”活動”

の内容は本当に千差万別で色んな生活スタイルがあると思います。

医療や介護の世界で”日常生活動作”の事を

ADL(Activities of Daily Living)と呼びます。

ADLが「高い」とか「低い」とか表現したりします。気になる方はこちらへ

ADLは日常生活を送るうえで最低限必要な動きの事(起きたり立ったり顔を洗ったり…等)を指し、これはどんな人であれ共通した日常の活動だと思います。

この共通した最低限の動作以外にも条件別で大まかに共通された動き(業務や役割(活動))が存在するはずです。
それが

仕事
家事
育児

の活動です。

独身だったり子を授かっていたり専業主婦(夫)であったりと条件は違いながらも上記3つの事柄はさまざまな人に当てはまる事ではないでしょうか。

上記3つの活動の変化が良くも悪くも筋力に大きな影響を及ぼすのです。

活動を詳しく

活動とは前項3つの事柄には違いないのですが、もう少しわかりやすくお話します。
※下記で説明する内容は一例ですので当てはまらない方もおられると思いますのでご容赦ください。

仕事…

アルバイトでも何でも構いません。

イメージしてください。

入職・入社したばかりは覚える事がたくさんで先輩に必死でついていく事も先輩より早く動こうと努力する事も、諸先輩より先に進んで作業や業務を行おうとする事もあると思います。

ある程度経験を積み月日が流れ、後輩もでてくるでしょう…ご自身が新人の頃に行っていた前述の作業・業務を行ってくれる事でしょう(時代背景により若干違う場合もあると思いますが…(笑))。

そうすると肉体的な体力を使う機会は減り管理職ともなると作業や業務ではなく、それを行っている後輩や部下を管理する立場になり精神的疲労は重なるも身体的な体力はさらに使わなくなってくるでしょう。

そして引退したら…?

家事…

自分自身が親から自立し一人暮らしや結婚等もし二人暮らしとなります。
同棲も同様です。

どちらが家事をどう分担するかはわかりませんが実家ぐらしや一人暮らしと比べると自分以外の家事も増えます(洗濯物の量や炊事や食器の洗い物の量等)。

「実家の時から自分以外の分もやってたよ?」という方は上記の例えを無視してください(笑)。(私もどちからというと実家でもやらないといけない状況でした(汗))

本当に状況にもよりますが実家暮らし等、幼少期・学生時代と比べると自立以降は一日の作業量(ここでは家事の量)が増えると思います。

上記の例えなら同居している人の家事の分量、また自立し社会に出ると外出や他者との付き合いの頻度も増え、着替えたり容姿に気を使ったりする場面や作業が増える事と思います(これに伴い家事も増えます(洗濯物がその都度増加したり))。

それは同居している方も同様です。

ただそれも年齢とともに若干でも減少してきませんか?
私自信も今は40代ですが20代と比べると出かける頻度もオメカシする頻度も年々減少傾向です。

今後も減少傾向になり高齢者と言われる年代になる(私が)とめっきり出かける事も減ってくるのではないでしょうか。

出かける頻度が減れば洗濯物も減少していきます。

食事等に関しては年々食事量が減ったという事もよく聞きますし出かける頻度、すなわち活動が減れば自然と食事量も減ってしまいますよね…そうすると洗い物も自ずと減りますね。

ここまで読んで頂くと…
「何を言ってんだこいつは…」と、なりそうですがもう少しお付き合いください(笑)。
重要なのは次の項ですが前置きも重要なので是非ご講読ください。

育児…

子育ては本当に大変です。

ある程度大きくなっても子育ては大変なもので幼少期・思春期それぞれに親として大変な事があると思います。

ただ育児に伴う家事・付き添い(遊びにつれていったり何かしようとする度に見守りが必要な状況があったり…)は子供が成長するにつれ減少していきませんか?

幼少期は何するにも親は必要で衣服も汚れる度、汗をかいたりしすぎたりする度に着替えさす事もあるでしょう。

また食事・入浴・おもちゃの片づけ、おしっこやうんちのお世話も全て親が担う事でしょう。

ただこれも成長するにつれ親がする事が減ってきませんか?

外出も子供たちが自分で友達らだけで出かける事にもなってくるでしょうし、今まで親が食事を作っていましたが友達らと外食もしてくる事でしょう。

そうなると、子供(育児)に伴っていた家事が段々減ってきます…。

そして時期に…巣立ってもいく事でしょう。。

私も小さい子供がおりますので先を考えると寂しいものです…

巣立ってしまうと子供の家事・業務は一切なくなります。

今まであった活動がなくなるのです。

そして何を言いたいかと申しますと…

筋力低下の実際

お気づきになられた方もいると思いますが前項でお話した事が

筋力低下の実際です!!!!

改めてお話します。

仕事でも家事でも育児でも現役バリバリの頃と比較すると年齢が重なるにつれ、
する事やる事…ここでは

”活動”

と表現しますが、活動が減ってくるのです。

仕事では現場で汗水流しなら働いていた頃から管理するような立場となり
家事では加齢とともに家事量が減少していったり
育児では子供の成長に伴う作業・業務が減少していったり…

肉体的体力を消費する”活動”が減るのです。

また仕事を引退後
子供が巣立った後は
余計です。

もちろん精神的な労力は立場・年齢により上下しますが今回は筋力低下に関するお話ですので肉体的な労力に話は絞っています。

この
活動量の低下

筋力低下を招くのです

この話をしたいがために前項でエピソードを交えながらお話した次第です。

また活動量の低下に伴い本当に悪い循環が存在し、それについてはこちらで記述していますので是非お読みいただければと思います。

最後に

しつこいようですが
年齢を重ねるに伴う筋力低下の原因は活動量の低下です。

元気な身体、筋力の維持を図るためにはトレーニングも良いですが

何より活動量の維持が重要なのです。

仕事がら元気で活発な高齢者の方にもめぐり逢います(もちろんクリニック内です。身体の一部に不具合があり、そこ以外は至って元気なお方です)。

やはりそういった方は活動量が高いです。
趣味があったりで外出する頻度も多い様子です(話を伺う限り)。

また孫の世話をよく頼まれているご高齢の方も比較的元気で、それは何より子守りという活動をされているからなのだと思います。

皆様もこれからは”活動量”を意識しながら過ごしてみてはいかがでしょうか。

☆継続は力なり

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