肩甲上腕関節とは

皆様こんにちはこんばんわ。

本日は「肩甲上腕関節(けんこうじょうわんかんせつ)」についてお話します。
一般的には、いわゆる肩関節と呼ばれる部分です。

背中側にある翼のような肩甲骨「けんこうこつ」と上腕骨「じょうわんこつ」(二の腕の骨の事)で構成される、肩の中心となる関節のことです。

当記事はこんな方におすすめです

・肩について学びたい
・肩を傷めている
・肩に不具合がある
・医療、福祉系の学校に通っている
・病院等で肩の病名がついたけどイマイチ肩について理解できていない


目次

関節の種類

球関節(きゅうかんせつ)と呼ばれる種類の一種で、上記の絵で示されているように腕(二の腕)の先端がボールの形状をしています。
このボールの受け皿が肩甲骨側にあり、関節として成り立っています。

特徴

人体で最も大きく動く関節の一つで、自由度が高い関節です。

その反面かなり不安定な関節で、例えるならゴルフのゴルフティー(ゴルフボールを乗せるために地面に刺すボール台座です)とボールの関係性です。

そのため、簡単な外傷や不具合でいたみを生じる可能性が高い関節です。

役割

腕を自由に動かす主力関節

肩と言われる部分には肩甲上腕関節以外にも関節があり、それらの共同作業により腕の挙げ下ろしが行われるのですが、肩甲上腕関節はその中でも主力な中心的存在の関節です。

投球動作や物を持ち上げる動きなどの動作の”中心”

前項でも”中心的”と表現していますが構造上、物理的にも腕の動作の”中心”となる関節です。

弱点(構造的な特徴)

安定性が低い

上記でもお話しているように肩関節というのは自由度が高く、股関節と比べても動く範囲がとても広いです。
その関節の骨と骨の構造の安定性がとても低いので、不安定な、また不安定になりやすい弱点をもった関節です。

安定性の確保は筋肉や腱が担っている

骨の構造上の安定性が弱い分、それを補うように筋肉・腱(ローテーターカフ:肩の回旋筋腱板)や靭帯等が安定性を確保しています。

そのため、肩の脱臼や腱板損傷などのトラブルが起こりやすい部位でもあります。

{回旋筋腱板

{脱臼

{腱板損傷

まとめ

・構造は球関節
ボールと受け皿の関係性(ゴルフボールとゴルフティの関係性)
・肩の動きの主力および中心関節
・弱点が多く、外傷で簡単に傷めやすい

ぶら下がっている腕を支えているのも、この関節で、通常の日常生活でも負担は掛かっており、野球等の腕を主に使っているような方はさらに負担を与えています。
その負担を軽減させるためには肩関節の周囲の筋力を強化してあげなければなりません。

不安な方や、関節に不具合のある方は一度病院受診をしてから肩の強化も、一度検討してみてはいかがでしょうか。

{肩関節の鍛え方

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